マルーンに乗って

お膝元で暮らす日常の思いつき

奇跡の最前列@『王家に捧ぐ歌』フィナーレ編

『王家に捧ぐ歌』本編が終わったからといって気を抜いてはいけないのです。(抜かないけど)
宝塚にはフィナーレがある!

そもそも友人は「1列目で見ないと一生後悔する」と言いました。
そのレベルで真風さんは格好良かったぞと。
実は変わってもらうのに躊躇した理由に「だってフィナーレがあるんだけど!」っていうのが含まれてたのはここだけの秘密ということで。

なにしろ友人の席は上手サブセンでしたから、巷で話題の金髪&褐色の肌な真風さんが目の前に来る可能性大!
真風さんはフィナーレの立ち位置、基本上手…軽く死ねる、想像だけで死ねる!!

(そんなこと考えてる間にミラーボール輝いてるーっ!)

ここは頑張って勇気を振り絞り…そう!真風さんだってフレームから出る時勇気が必要だって言ってた、見守ってあげなくては!!(何だ、その使命感)

それにしても。後方で見てる時も思っていたのですが、この薄ぼんやりとした中出てくるの見つめてる観客の方も微妙ですよね…。
でも、ヒラッとシュタッと立ち位置に着く真風さんは良かったです!
ただ前方でもお顔はよく分かりませんでした。

ご本人が「白目とか歯を意識している」というようなことをお茶会で言っていたと思うんですが(段々朧気になってるようなので間違えてたらごめんなさい)、確かにここの明かりが着いた時の口元は素敵です。

一人一人歌いついでいく中、澄輝さんが歌う時笑顔で上手に顔を向けられるのには照れてしまいました。(わたしにじゃないのに!)
ってか、澄輝さんって足が長くてビックリ!
よくよく考えなくても基本オペラで真風さんガン見だから、初めて見たかもしれない…。(我ながらひどい)
真風さんとはまた違ったスラッと加減が素敵でした。

愛月さんは髪型がいいなぁと、ちょっと見つめてしまいました。
あれはお手入れ大変そうですよね、ビジュアルにこだわられるタイプなのかしら?
おでこの飾りが似合ってました。(きっと工夫してるんでしょう)
いや、皆似合ってるけどはまり具合が凄いって感じ。

石壁の上部で歌っている蒼羽さんと桜木さんも狭いところで頑張ってるのが可愛い。
二階席へのアピール担当といった感じ。
しかし前方で見たのにも関わらず、どのタイミングで降りてきたのか記憶にないのが…どんだけ真風さん見てたの。

で、銀橋に来るわけですが。
これ決して慣れることはないです!

(うぅ、来る!来る!来たーっ!!)

(は!先頭は蒼羽さんだっ!!)

すいません、知りませんでした。
褐色の肌に黒髪も良いですよね~!
あと表情豊かなダンスが目線泥棒だなぁと思います。
銀橋もすっごく嬉しそうに渡ってました。

でも、ここは友人も譲ってくれたことだし頑張って真風さん見ないと!と必死になってみました。
だけど目の前の蒼羽さんへの罪悪感が半端ない!
あと愛月さんもごめんなさい!
でも1列目だけあってセンターも近くて、ウワァと感動。
銀橋のカーブはこの為にあったのか!(そっち?!)

近くで見て気づいたこと。
ジャケットの長い裾は真風さんのが一番数が多い。
うん、顔見ろよ!(だって本当に余裕がないんだもん)
ピラピラの枚数を数えてる場合か!!
(キラキラも数えました)

あ!ここのイヤーカフスが男役にしては珍しくぶら下がっているモチーフが付いていて揺れるのが素敵でした。
真風さん、イヤーカフス左耳にしてたのでよく見えたんです。
あまり激しい振りじゃないからかな?
大ぶりなのがいいですよね~。
密かに真風さんはアクセサリーの趣味がよろしいのではないか?と思ってるのですが、どうでしょう。
そういえばウバルドの指環とネックレスも良いですよね。

そうこうしてる間にパステルの男5は終了。
真風さんのはける時決して走らない感じも好きです。


黒燕尾。

まず朝夏さんがせり上がって来られるのですが、ここは二階からの方が良い!と思いました。
3つに分かれることの出来るせりの真ん中に朝夏さんがいて、残りの左右2つがまだ下がってる状態の時に明かりの筋がたくさんその部分に差すのが美しいんですよ。
でも前すぎるのと、せりが見えないのでその演出が分かりにくいのが勿体ないかな~と。

せりと言えばファラオとなったアムネリスが処刑後に「ラダメス!」と叫ぶときも、二階からでないとあのぽっかり空いた穴が見えないのは勿体ないと思ってます。
初演時からあの黒く深い空虚な地下牢へ繋がる穴にドラマを感じていたもので…。

それはさておき。
地下牢送りにされたラダメスを感じさせる振付はドラマティックだけど、次に現れるのがウバルドというのはどうなんでしょう。
どうしてもニヤニヤしちゃうんですけど。

真風さんが結構笑顔で現れるのもポイントかと。
「早替わり間に合ったぜ!」って感じですかね?(たぶん違う)

その後ラブデュエットに負けない絡み(突撃レポートより)になるわけですが、前半の頃はニコニコだったお二人が楽が近づくにつれキリッと組んでるのがまた素敵。
何か心境の変化か、ちょっと笑顔やめとく?みたいな相談とかあったのかしら。
気になります。

その後自分の立ち位置にビヨッと飛ぶ真風さんが相当好きだったりします。
何でしょうあの笑顔&ジャンプ。
そんな大したことしてると思わないんだけど(ひどい)、キメキメなのが良いのかな。

朝夏さんを中心に後方に下がり、ぐっと屈んでポーズをするところでは朝夏さんを凄く意識しているのが伝わってくるのがお気に入り。
トップさんってあんなに大勢から見つめられるものなんですね~。
真風さんのキリッとした表情が良かったです。

そして銀橋へ向かう前!
ここ絶体愛月さんと目を合わせるんですよね。
上手に座っていたのでメッチャ笑顔で真風さんを見つめる愛月さんが凄くよく見えた!
か、可愛かった!!
そして愛月さん、あなた真風さんの良い笑顔独り占めなんですね。
羨ましい!

で、銀橋にズラッと男役が並ぶわけですが…。
ここまできたら「好きにしてくれ!」って開き直っちゃいましたよ。
もう目の前が誰とかも確認出来てないんですが、とにかく頑張って真風さん見ました!
燕尾ということで、ポーズを止める時の手が美しかったです。


あと大階段の下級生達がこちらに背中を向けてユラユラしてるのが凄いな~と思いました。
ラインダンスは下手の華雪りらさん、星風まどかさんが可愛くて注目しちゃいました!


金、赤の衣装。

…制作発表でフィナーレを変えると木村氏が発言してたので、とっても期待してたんですがコレジャナイ感がこんなにする場面もそうそうないです。
そもそも前夜祭で♪お前は奴隷フィナーレバージョンと組長さんが紹介した時、変わってないやんけーっ!と内心キレたのは私だけ?
衣装が真っ黄色でなかっだけありがたいですけど…。

この場面、そもそも衣装が初演を踏まえてるんですが。
これ踏まえる必要あった?
いまいち格好良いか分からないんですよね。

そうそう真風さん達5人が降りる前に娘役ちゃん達が大階段を降りてますが、中でもダンサー綾瀬さんがそんなに屈んで大丈夫?ってくらいのポーズで裾をピラピラさせるのが凄いです。

で、真風さん。
巷でガニ股だ!と話題だったので、よーく見てやろうと思ったのですがあんまり分からなかった…。
後ろからの方が見えやすかったのかな?

大階段はつま先を横にしてなるべく踏み面に多く足を乗せようとする人が多いので、それで膝が外向きになってるのかなぁ?とか思ってたんですけど。
それも確認出来ず。

蒼羽さんもガニってる!とのことでしたが、そちらも分からず。
次回後方から再び確認したいです。

ここのダンス、薄々気づいてたんですが真風さん…何故あんなにどやってるの?
特に平場に来てから。
これそんなにどや顔で踊るダンス?というのがもう!なんか見てるこっちが気恥ずかしかったよ~。

「ヘイ!ヘイ!ヘイ!」もすんごい笑顔で張り切ってたけど、え?無理してない?!って思わなくもない。
なんか…ここの振付って真風さんの持ち味から一番遠い気がします。(いや、勝手なわたしのイメージですが)

ま、本人楽しそうで何よりなんだけどね。

最後朝夏さんを中心に並んだ時。
真風さんの立ち位置が確か1列目3番なんですが、1列目5番の伶美さんより2列目4番の綾瀬さんの方が近くて嬉しい。
オペラで見てるとキュートな綾瀬さんの姿が飛び込んでくるのにキュンキュンしてまして!
この日もやっぱり隣り合ってるように見えてウワァ!とテンションが上がりました。
小さなエジプトのお人形のような綾瀬さんが、スラッと背の高い真風さんの横にくるとますますミニマムな感じが強調されて本当に可愛いです。
そして可愛い娘役が横に来てくれると真風さんの男前度も上がるというものです。
あぁ、麗しいわ。


パレード。

オペラなしではっきり見える距離のありがたさはパレードで発揮されますね。
手拍子しててもちゃんと表情が分かるもの。
真風さんがセンターでお辞儀される時にエアーで「ありがとうございます」って言うの凄く好きです。
良いとこのお嬢さんなんだな~と思います。
きっちりしつけられてます!みたいな。
皆がやるわけではないですからね。

そして銀橋へ。
ここではまず本舞台で実咲さんとニコニコ見つめあってから下手に向かっていました。(兄妹愛!)
せっかくなので頑張ってガン見しましたよ。
すんごい笑顔で向かってくる姿がもう!
大きい色つきの羽根といい、改めて「立派になったね、2番手なんだね」と泣きそうになりました。
ただ見ようと思っていた朝夏さんへのお辞儀は、そもそも朝夏さんの羽根が大きいので不可能でした。
そ、そりゃそうですよね。
銀橋へ向かう時も舞台へ戻る時も並んでいる宙組の人たちの顔をよく見てニコニコとされてて、あぁもう立派な宙組生だよね!と感動。

あと銀橋だけでなく舞台に戻られてからでも、本当によく色んなところに目線を送られてて。
特に結構二階を見ているのも嬉しかったです。
二階を意識するのもスターの証ですものね。

最後はニコニコとシャンシャンを振られている姿を見つめて、わたしのもしかしたら最初で最後の1列目体験は終わりました。


何かたくさん見逃しているかもしれないけど、友人の言ったように本当に真風さんは格好良くって。
間近に感じられて幸せでした。

ただお顔を見るなら、もう4、5列後ろがベストだと思います。
もう本当に目線がちょうど銀橋の踏み面と同じで、気を抜くと足元ばっかり見る羽目になっちゃいますからね。

目線と言えば幸いにも真風さんとは合わず、わたしは生きて帰宅することができたわけです。
あぁ、死なずにすんで良かった!