マルーンに乗って

お膝元で暮らす日常の思いつき

さぁ気合い入れて見たぞ!『パーソナルブックラボ』!!

まず見る前にこれは生存率を上げねば!と心の準備体操をしました。
この日まで封印してきた『ザ・タカラヅカ星組特集』を見る!
いわゆる組本ってやつです。

この組本は2008年2月に発売され、レビュー本同様安蘭さんがトップだからと購入したものです。
ちょうど『エル・アルコン/レビュー・オルキス』の頃で、扮装写真もその公演の衣装を取り替えて撮影されてます。

組本と言えばその組のジェンヌさんが全員載っているのも醍醐味のひとつですよね。
もちろん当時のわたしは真風さんの写真も楽しみにしていました。
何しろ真風さんはまだ研2で、たぶん公式のオフ写真を目にしたのは初めてだったと思いますんで。

そして、わくわく92期のページを見たわけですよ。

「…うわぁ、だっさー!」

はい、すいません。
もう東宝に向かって土下座しましょうかね。
ごめんなさい、真風さん!

でも…当時ファンになっちゃうかも!なんて気持ちが吹き飛ぶくらいの衝撃でして、余りにビックリしてその後今までこの組本はキャトルの袋に包み直して押し入れの奥にガチでしまいこんでました。

今回これを引っ張りだした理由。
立派になられた真風さんを堪能するために、あえて下級生時代を確認!
これでおばあちゃんのような広い心を入手するのです。
そして『PBラボ』を見ても「大きくなったねぇ」「格好良いねぇ」「センス良くなったねぇ」と余裕ある感想で乗り切る!
そういう作戦です。


さて、本題。

まずスタジオで解説される真風さんから。
やはり嬉しいのはパーソナルブックをどうするか悩んだ末に「最終的に優先したのは、ファンの方が見たいと思ってくださる」もの、「そこを一番大切にして作りました」というコメント。
ある意味パーソナルブックはタカラジェンヌならやりたい!と思うお仕事でしょうし、私ならこうする!というようなことを考えていてもおかしくはないわけです。
そこで実際に作るとなった時に自分が楽しいじゃなくって、ファンが楽しいを選択してくれたことが本当に感動です。
ありがとうございます。真風さん。


『Grace』

「Grace」の意味は「品のよさ、上品、優雅、優美」だそうです。
何となく感覚的にしか知ってなかったので辞書を引いてみました。
この撮影での真風さんを表すなら「優雅」が一番合っているように感じます。

真風さん曰く「高級感ある感じに仕上がれば」だそうですが、すっごくその感じが出てますよね!
全体的にシックな黒でまとめたお洋服だし、しかもシャツについてるビジューのラインが長くて豪華なんです。(重そう!)
靴とロングコートは革っぽくて、これがまたGraceな雰囲気にぴったり。
ビジューが存在感あるからかアクセサリーはしていません。

髪色で撮影した時期分かるかなぁ、なんて思ってたんですが謎です。
暗めのブラウンで、サラッと右に流しただけというようなスタイリングが素敵。
何に驚いたって、途中CHIHARUさんらしき方が髪を直されるんですが1本ずつなの?!ってくらい細かいんです。
まさしく微調整。
やはり一流の方ってこだわりが凄い!

もうひとつ改めてそうか!と思ったのはお衣装が自前だということ。
パーソナルブックと言えども自前なのか!とビックリ。
そういえばトップさんの写真集くらいですっけスタイリストがつくのは。
タカラジェンヌって大変です!

「こんなコート、中々使う機会もなかったので」

「お披露目できて良かったです」

いやぁ、真風さんの身長だからこそ着こなせる丈が凄いです。
撮影で使おうとしてなのか、いつ買われたんでしょう?日の目をみて良かったですね。
本当に似合ってます!

あと全ての撮影で言えるのですが、撮影時のキメキメと撮り終えた時のニコニコの差が激しすぎて…。
本当にギャップがヤバいです!

ここの解説でツボだったのは、思い描いていた通りに撮影できて「なんだか、涙ちょちょぎれる思いです」と語られる真風さん。
名言も絶好調ですね!


『Popular』

辞書によると「一般の評判がよい、受けのよい、人気がある、(人に)好かれている」という意味だそうです。
…どういうテーマだと捉えればいいのかしら?
まぁ確かに真風さんは人気があるし、人に好かれてますけど!

で、撮影の時に持っていたのは15秒のサンプル動画だとハートだったのですが、色々な形があったんですね。
…何だろう、あのバランみたいなの?(絶対そうじゃないし!)

この時髪を上げてるのが可愛いんですよ!
男役なのにアップスタイルって新しい感じ。
撮影時もニコニコでキュートで、ちょっとオフ寄りな雰囲気も良し。
シェパードチェックのシャツもまた可愛らしさを協調してて、しかもお似合いなんです。

これ仕上がりが気になりますよね。
きっと本として見たらバランの謎が解けるんでしょう。
(だからバランじゃないってば!)


『Wa -Japanese culture-』

「Wa」ってローマ字がちょっと面白いですよね。
「日本文化」ってことで和装です。

ここでは相手役として綺咲さんが登場します。
固めないで結い上げた明るい茶髪が現代的で本当に素敵。
簪がたくさん刺さってるのも良いし、しかもその1つ1つが美しいんです。
大きい頭に仕上がってると思うんですがそれを感じさせない小さなお顔と、真風さんの横でもおかしくないバランス。
一体娘役さん達ってどんなサイズ感で仕上がってるんでしょう?
同じ種族とは思えません、不思議です。

最初に映った花はたまたま飾られていたのか、それとも演出なのか椿。
季節は冬ってことなんですかね、撮影中「寒い」と言われているし。
何か意味があるのかな?と花言葉を調べたところ「控えめな素晴らしさ、気取らない優美さ、謙虚な美徳」だそうです。
色がピンクなら「控えめな愛」だったんですけど。
でも雰囲気が密やかだし、何だか「控えめ」って言葉すらドキドキするような…。

最初のショットはお二人が向かい合ってるんですが、見つめあっていないところがキュンとしますね。
また綺咲さんがだいぶ真風さんのパーソナルスペースに収まっているのが、ただごとではない感じ。
しかも和装ということでお二人共に美しい首が目立ちます!
その綺咲さんの細い首に真風さんの美しい手がかかっているのが、もうっ!!
…こそばくないのかな?

そうそう、ここで真風さんの素足が写るのですが綺麗ですよ!

物凄いアップでカラーコンタクトをしていること、そしてどうやら度が入っていないため今ほとんど見えていないことをご報告。
「うふふ」と口元を押さえる仕草がメチャクチャ可愛いです。
綺麗さんを紹介されている時や、出来を二人で確認している時も手がギュッとなったりして…真風さんって手の使い方がいちいちキュートなんですよね。
本当にギャップジェンヌたまらないです!

しかしCHIHARUさんって本当に頼りになる方ですね。
ここではメイクだけでなく、和装でのポージングのアドバイスまで!
さらに後半の和装だと刀の持ち方指導もしてくださってます。
解説パートで何度となく「勉強になる」と話されていますし、やはり先輩のしかも男役だった方の助言って大きいんでしょうね。

「襖が格好良いというテーマでよろしいですか?」

うん、よろしくないよ!
真風さんのパーソナルブックなんだから!!

スタッフの方から「襖と真風さん」と言われ。

「襖と真風、ふすまかぜ」

ここの名言もやっぱりいいですよね。

それにしても、こういう純和風建築の中に身を置かれると背の高さが際立ちます。
以前エルモクラートさんがお見合いをするという寸劇(真風さん語録)を撮影されている時も、頭を鴨居にぶつけるのでは?!と心配しましたもの。

そしてお次はサンプル動画で写っていた座っているショット!
裾から美脚が見えてるのもヤバいです!!
あと真風さんはよく袖まくりをされているのですが、その肘から手首へのラインも美しくて好きなんですよ。
着物ということでいつもより腕が多めに見えているのもときめきます。

それにしても真風さんの濡れ髪といい、綺咲さんの帯が前なことといい、一体どういう関係の二人なんでしょう?
美弥さんパーソナルブックのように何かストーリーが完成品にはついているのかしら。
そういえば解説には「恋の余韻をしっとりと…」とありましたね、余韻とは一体?
あと聞き取りにくいんですが、縁側で立って撮影されている時に「朝が…」って言っているような気がするんですよね。
朝?朝を向かえたってことですか?!
スミレコード的に大丈夫なのかしら?考えすぎ??

早く本として確かめたい!


『Fur-piece』

これはそのまんまのタイトルですね。
毛皮の襟巻。

そしてそのファーを巻かれた姿、どこのセレブなの?!ですわ。
いやぁ…ああいう暑いのか寒いのか分からない装いって、気温が完全にコントロールされた世界に暮らすお金持ちしかダメって感じしませんか。
それが似合うんだから素晴らしいです。
ここで登場するファーも丈が真風さん以外誰がつけられるんだよ!って感じなのも凄いです。

あと撮り終えた時のゆるふわな真風さんがもう綺麗なお姉さまって感じでドキドキです。
これはパーソナルブックでは見られない番組ならではのお姿ですね。


『トート』

真風さんって本当に舞台化粧がお上手ですよね!
これ髪色が濃いブルーなのもいいけど、肌色が白くないのも好きです。
着けている指輪と、その人差し指だけネイルの感じが違うのも素敵。
確かに写真でしか出来ない雰囲気です。
そのセルフプロデュースっぷりからも非凡なものを感じさせてくれることも、何だか嬉しい。

しかし、このワイルドなトートの衣装はどなたのなんでしょう?
ありものだとは思うのですが。

それにこのトートったら、黒天使必要なさそうじゃないですか?
一人でガンガン、シシィをストーカーしそうです。
ロミオをあれだけ追い回してた真風さんなら、四六時中シシィの傍に立ってそうなのが却って恐いです。

撮り終えた途端ふにゃっと笑われるのがたまらない!

扮装のもう1パターンは『激情』のホセだそうです。
まさかの黒塗り!
まぁウバルドほど濃くはないでしょうけどね。
何となく軍服ではなく、ラストの黒いジャケットの予感。


『Couple』

まず天彩峰里さんがメッチャ可愛いんですけど!
天彩さんの可愛さったら原宿歩いてたらスカウトされそうで心配になるレベルなんです!!
あんな可愛い娘役さんがいたなんて知りませんでしたよ、しかもピチピチの100期生。
変な言い方ですが、一体いつ目をつけてたんでしょう?
男役って、お!あの娘役可愛いじゃん!!みたいなアンテナあるんですか?
恐ろしいです。

もうもう、ここは少女漫画か!ってくらい甘々のキュンキュンモード。
天彩さんがガチで照れているように見えるのが可愛らしさ増し増しです。
またチークが効果的なんですよ。

服装はトップスが紺色合わせというお揃いなのが良いですね。
真風さんはデニムのパンツに紺のスニーカーという何気ない感じなのにスタイルの良さが出ているのが素敵。
左手にしてる大きめの腕時計も効いてます。

爽やか大学生カップルって見た目もキュンキュンしちゃいます。
彼女(未成年)、彼氏(成年済)って感じ。
身長差もいいんですよ、「おとめ」によると何と11cmだそうです。
(調べました)

それにしても、ここ一連の胸キュンポイントが本当にヤバいです。
ないしょ話(何言ってるのか気になる)は右手で天彩さんの髪を耳にかけてから。
イヤホンわけわけ、ここで埃を素でとってあげる真風さんが良い、ああいうのって本当に照れますもの。
そして必然的にお互いの体が近くなってしまうというシチュエーションね!
天彩さんの肩に頭を預ける真風さん、今からもたれるよのアクションなしに別のところを向いてる時ふいにというのがズルい。
しかも逆パターンあり。
そしてそして、お互いのおでこを合わせるってどういう事情でです?
身長差が活かされすぎじゃないですか?!
背の高い男役がラブシーンでちょっと猫背っぽくなるのってリアル男子っぽくって好きなんですが、ここ真風さんの肩が良いです。
それと両手繋ぎバージョンも素敵だけど、右手で天彩さんの髪を撫でるとかもうっ!
一体どこでそんなこと学んだんですか!!

天彩さんの「キュンキュンすると思います」というコメントがささやくような声なのがまた可愛い。
今あなたがキュンキュンしちゃってるんですよね?って感じです。

場所を変えての撮影では恋人繋ぎ!
(あの指と指を絡ませるやつ)
リアルに真風さんが余裕アリなのが年上彼氏らしくて、たまりません!!
ここ座ってる一人映りも良いです。

「女子がキャッとなるような」「胸キュン」を狙ったそうですが、文字通りなのが凄い!
楽屋で同期の方と相談されたかいがありましたね。

ここも仕上がりが楽しみすぎます。


『Sword fight』

意味はちゃんばら。
和装2パターンということは日本物のお芝居がしたいアピールでしょうか、あと殺陣がやりたいのかしら。
確かに似合いそうです!

時代劇好きなわたしとしては刀の持ち方まあまあなんですが、恐らくお顔のアップを撮影されているので問題なし!
特に刃を口元の辺りで構えてるのが素敵です。
手が長いし、見た目が大きいから強そうですよね。


『Avant-garde』

まさかのフランス語。
前衛的って意味だそうです。

確かにアヴァンギャルドですよ、だってオフメイクなのにダブルライン!
それが似合うのが素晴らしいんですけどね。

最初のソファーに座ってるお姿が「ここ、俺のビル」っていうより「これ、俺の街」って感じなのが凄い。
何なのこの支配者っぷり。

ヘリポートで漂う異形の者感。
いやだってこの人絶対エレベーターとかでここに現れてないでしょ?
上から降ってきたんじゃないの??ってぐらい某かの降臨というような雰囲気がありあり。
わたし的には天使っぽいなって思いました。
だって悪魔は優しく悪の道へと誘惑するというけど、この得体の知れないヤツ絶対甘くないもの!
メッチャ叱られそう…、何なのこのパワフル天使。
しかも腹立ちついでに軽く人類滅ぼしそうなのが恐い。
ちょっと早く天国にお帰りいただきたい感じです。

場所を変えての撮影ではコートでなくジャケット着用。
ここはモデルさんみたいで素敵。
ソフト帽もサングラスもとてもお似合いです!
真風さんが凄いなって思うのは着こなしが上手いだけでなく、着ているものが高く見えること。
自分に似合うものを熟知していて、かつセンスが良いんでしょうね。


はぁ、以上パーソナルブックラボを見ての感想でした。
もうね、突き詰めると素敵!格好良い!ぐらいしか言えないぐらい映像が素晴らしすぎてクラクラです。
拙い文章ですが、もしこれをきっかけに手に取っていただけたなら…そして購入していただけたなら嬉しいです。

あと心の準備体操は効きますよ!
遊びに来た友人に試したところ「立派になって良かったね…」と涙ぐんでましたから。
皆様も是非お試しあれ!