マルーンに乗って

お膝元で暮らす日常の思いつき

奇跡の最前列@『王家に捧ぐ歌』発端編

先日友人のご厚意により『王家に捧ぐ歌』を1列目で観られる幸運を得ました。
その感想を書こうと思いますが、何分一番前の迫力が凄すぎて記憶はおぼろげです。
いや、もう脳内に記録させようともオーバーヒートすぎて無理でした。

感想を書く前にそのきっかけを少し語らせてください。
それは開演前に改札での友人との久々の再会が発端でした。

「え?久しぶり~!相変わらず宝塚好きなんだ。今はこの組が好きなの??」

「実は真風さんにハマってしまって。あ、真風さんって言うのは…は!幕開け!!最初に出てくるからガン見してーっ」

「OK。最初に出てくるのね。ちゃんと見とくわ。席どこ?」

「わたしは後ろの方だよ、友人ちゃんは?」

「あ、1列目」

「マジかっ?!メッチャ真風さん見てね!格好良いからーっ!!」

「んじゃ、後でお茶しよう!そこで報告するね」

と、別れたわけです。
どちらかと言うとライトな宝塚ファンな友人、お膝元にありがちなご招待チケットでの観劇。
特に興味もなく劇場に来たようだったのに、幕間休憩にバンバンLINEが入ってくる。

「真風さん、超格好良いね」

(おぉ!)

「席変わったる」

(は?)

「あんた1列目で見ないと一生後悔するよ」

「いやいや、招待された券でしょう?そんなの申し訳ないしいいよ」

「確かに招待券だけど、次に招待される時の公演に真風さん出てるって保障ないし。しかもそれが1列目とは限らないし、今日がラストチャンスかもしれんよ」

(ま、それは確かにそうなんだけど…)
だからって変わってもらう勇気あります?
それでもガンガン説得してくる友人。

「真風さんが好きなんだろ!変わってやるからここで見ろ!絶対後悔する!!」

…結局変わってもらっちゃったよね。
悩んだ末に5分前くらいに。
本当に変わっていいものか凄く気になったんですけど、ああも近くで見ないと後悔する格好良さってどんなもんなのさ!

そんな訳で感想のようなものは二幕のしかありません。
悪しからず。