マルーンに乗って

お膝元で暮らす日常の思いつき

ドクターストップ宝塚

終わっちゃいましたね…星組宝塚大劇場公演。

ラスト3日間は怒涛の日々でした。
まぁ自分で勝手に望んで行ったのですが、千秋楽までこんなに連続で?!というのは初めての経験でした。

宝塚歴はほぼ実年齢と同じ。
何といっても祖母、母も宝塚ファン。
あれです、まさしく『虹の橋渡り続けて』の♪三代の~ってやつですよ。
何たってお膝元ですから、生粋なんです。

最初は宝塚全体が漠然と好きでした。
そして次はスターと呼ばれる方皆にときめいて!って感じだったかな、それからこの組が好きって意識が芽生えて…やがて個人のファンになる。
そんな道を辿りました。

そして、2015年3月7日の土曜日はVISA貸切を観劇してから出待ち。
8日の日曜日、早起きしてサヨナラショーの抽選に参加。
無事当たり立ち見からの出待ち。
そして9日の月曜日、朝からガードして出待ち。
我ながらとんでもないスケジュールです。
これまでは入りとか出って特別な人が行くものだと思っていました。
…だからこんなことはわたしからすると異常事態!
宝塚歓迎歴は長いクセにこの手のこと初めてでした。


するとどうなったか。

まず月曜日。
全てが終わったとたんに足が動かなくなりました…。
立ちっぱなしからのスクワットで足裏がバカになってしまったようで、ビリビリと痺れてる!
例えばゲームで毒状態のプレイヤーってこんな感じ?と、まるで自分の足ではなくなったかのよう。
文字どおり足を引きずりながらの帰宅となりました。
宝塚駅までたどり着けないんじゃないかってスピードでしか歩けませんでした…。

でも今まで何度となく足を痛めてるワタクシ。
こういう時どうしたらいいか知ってるもんね!(それはそれでいかがなものか)
とにかく出来る限りの自宅ケアやりまくりました。
…さすがに明日の火曜日まで休む訳にはいかない!と必死。
お灸、お風呂、足つぼ踏み、寝るときは湿布も貼りました。
すると次の日の朝、効果あったようで普通に歩ける!よし日常に戻った!!

ところがです、夕食を食べたあたりから調子がおかしくなってきました。
上半身がビリビリしてるんです。
毒か?食べた物?!イヤ、さっき食べたのはただのきつねそばだしそれはないはず…。
というより、そもそも心当たりがありすぎるんです!
絶対怒涛の3日間のせいだ…、特に月曜日!!
朝から晩まで傘さしっぱなしでしたもの。
その時の腕のポーズが絶対ダメだったに違いない!!
が、原因が分かったところで何もなりません。
もう夜ですし、病院もやってませんもの…。

ところで皆さま上半身の筋肉痛って経験したことありますか?わたしは未だかつてなかったです。
もうとにかく肋骨あたりが全部、胸も背中もみんなビリビリする。
さらに服を脱ぎたくなるほど締め付け感が凄いんです!
しかもメチャクチャ痛い。
座ってても、横になっても、うつ伏せでも、仰向けでも何しても痛い。
そうこうしてる間に気分まで悪くなってくるという。

これ後々医師に言われて知ったのですが、胸回りの筋力が衰えると肺の活動鈍くなる訳で何と呼吸量が落ちてたそうです。
悪い血液が全身を駆け巡る状態だそうで、そりゃ具合が悪くなって当然ですよね。

…もしかすると悪い病気なの?死んじゃったり??そんなことも脳裏にちらつきながら眠ろうとしたけど眠れない。
だって本当に息苦しかったのんですもの!

こういう時、人は検索に頼るんですね。
そしてどの解説にも「身に覚えのない痛み」とありました。
うん、だから身に覚えはあるんですって!やっぱり筋肉痛ってことなの?こんな規模で??
とにかくその晩は訳も分からず泣きそうになりながら、とりあえず行き付けの整骨院をネット予約しました。

明けて水曜日、一睡も出来ずフラフラのわたしは仕事を半休して整骨院へ。
もうね、こんなに症状とそこに至るまでの経緯を話すのが辛いことはありませんでした!
「ガードに入ってて…」じゃ通じないんですから。
…通じても嫌ですが。

担当してくれた医師はドン引き。
曰く

「雨が降っていたイコール気温も寒い。筋肉が縮こまれやすい条件下何時間も立ってた?!」

「あと片手に傘、もう片方にスマホっていうのが致命的」

「元々足が悪いのに、何時間もじっとした後に延々スクワット運動をした?!」

結果筋肉痛で正解、死ぬこともないというのは分かったけれどドクターストップがかかりました。

「完治するまで入り出待ちは禁止!」

…なんか、本当に忘れられない公演になりました。